いつものうるし通信 第99号
2011.04.15


東日本大震災で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
一日でも早く皆さまの安全と安心が当たり前のものとなり、いつもの暮らしになることを
お祈り申し上げます。
人の手でモノを創りだす工房として、もう一度自分たちの立ち位置を考え、被災された方々に、
元気をなくした日本に何ができるかを考え、それを実行しながら前進したいと思います。


今回は、BS日テレで放送されます「手わざ恋々 和美巡り 名匠の里紀行」と、現在開催中の銀座三越での企画展「ひびきあう石川の素材衆」のご案内です。

こだわりのドキュメンタリー番組を製作するテレビマンユニオンのプロデューサー村田吉廣さん。4年前の能登半島地震直後に山口さんの輪島を応援したいという願いから企画、出演、プロデュースした「山口智子 手わざの細道~うるしの国の物語」を製作いただいた方です。

村田さんは「日本のもの作り、職人、その奥底にひそむ作り手にとっては当たり前の事など、、、、」「日本が欧州などに与えた響き、、、」などを創作テーマにされています。とてもとても熱い人で、とても勉強になる方です。
今年の1月にNHKで放映された「北斎 幻の海」も村田さんの企画・演出。この番組の案内人が檀れいさんでした。彼女は、こんな日本のもの作りに関わる仕事がしたい!と話されたそうで、「手わざ恋々 和美巡り 檀れい 名匠の里紀行」というレギュラー番組が誕生しましたのです。

檀さんには、あらかじめ取材先の手作り品を事前にじっくりと見てもらい、それから産地の工房などでゆっくり、じっくりと職人さんと話します。自分の想いも、あわてず、考え、しっかりと話されていました。彼女は、長く宝塚の娘役として活躍、退団してからも世代を超えて愛される職人俳優だと思います。
そんな職人俳優の檀さんが、能登・輪島の風景、桐本木工所、ギャラリーわいち、椀木地、下地、上塗り、蒔絵など、多くの職人さんの手とモノに対する思いを紹介してくれます。ぜひご覧くださいませ。

輪島キリモト・桐本木工所 桐本泰一


BS日テレ 「手わざ恋々 和美巡り 檀れい 名匠の里紀行」 能登 うるし輪島塗
~現代の暮らしに合った、楽しく美しい、新しいうるしを訪ねて~

●放送日 平成23年4月18日(月) 
●時間  20:00~20:54
●出演  檀れい
日本の職人の手わざを巡る、ほんものを愛する大人のための秘密のガイド。魅力的な物、手わざとの出会いをきっかけとして、日本の伝統を伝える「和美の里へ」と旅し、美しくも愛おしい上質な手わざを生み出す職人の素晴らしい人となり、言葉を伝える紀行番組です。
(テレビマンユニオンHPより)
■番組HP  BS日テレ
■番組制作  テレビマンユニオン


銀座三越 「ひびきあう石川の素材衆」~漆・ろうそく・和紙・磁器~

●会期 平成23年4月13日(水)~19日(火)  10:00~20:00
※状況により営業時間を予告なく変更する場合がございます。
あらかじめご了承下さいますようお願い申し上げます。
●会場 銀座三越 8階 Gスペース
    〒104-8212 東京都中央区銀座4-6-16  TEL:03-3562-1111(大代表)
日本海に面した石川県。自然豊かなこの土地には、多くの素材があり、伝統が受け継がれています。
漆、ろうそく、和紙、磁器。それぞれの素材と真っすぐに向き合い、その可能性を追い続ける創り手たち。人と人が出会い、響き合い、新たに生まれたモノたちをご紹介いたします。
●出展 輪島キリモト高澤ろうそくまるとも商店上出長右衛門窯


■桐本泰一在店日:4月15日(金)~17日(日)
※その他の日は輪島キリモトスタッフが在店いたします。


輪島キリモト定番の「漆の名刺入れ」。全て手作業のため一度にたくさん創ることが難しいのです。長らく在庫が少ない状態でしたが、ようやく出来てきました!大変お待たせいたしました。
(といいましても、数に限りがございますので、ご了承くださいませ。)
漆の名刺入れ



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