第38号 2008.06.05



今日の輪島は丸一日雨でした。いやな季節に突入です。
石川県は全国で一番梅雨が長く、時々台風にも見舞われ、雪も降ります。
降雨水量は全国でもトップレベルなのです。
しかし、そのジメジメ気候が漆器を生き生き保ちます。
産地も輪島、金沢、山中と3カ所もあり、仏壇産地、製造工房も多いですね。
もっとこの気候とからめた新開発ができないだろうか・・・。
ジメジメ気候を武器に発信できないだろうか・・・。

輪島塗を世界無形文化遺産に登録しようという動きが始まりました。その効果にも期待を込めたいと思います。それと同時に、漆がもっと「使われるもの」としての提案、行動を行わなくてはいけないのではないでしょうか。急ぎ足には進められませんが、じっくり一歩一歩動いて行きたいと思います。

さて、前回に続きまして11日より開催されます「インテリアライフスタイル(ライフスタイル提案型国際見本市)」の出展についてのご案内です。
今回新作を生み出していただいた3人のデザイナーさんとのやりとりはとても刺激的で、魅力ある「新しい漆のかたち」が生まれました。たくさんの方にご覧いただけたらと思います。

招待券もありますので、ご希望の方は下記を参照の上ご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

輪島キリモト・桐本木工所 桐本泰一


「 interior lifestyle」ライフスタイル提案型国際見本市
輪島キリモト「makiji」を出展いたします。

●期間 2008年6月11日(水)〜13日(金)10:00〜18:00 ※最終日は16:30
●会場 東京ビッグサイト interior lifestyle
    西ホール/ブースNo.Style Japan 1-194
    東京都江東区有明3-21-1 〒135-0063 TEL:
    tel:03-5530-1111(代表)
●主催 メサゴ・メッセフランクフルト株式会社


モノがあふれる今の暮らしの中で、普段使いの漆器を創り続けている輪島キリモト。
木を素地として丁寧な漆塗りが施されているものは、丈夫で長持ちします。
傷がついても、塗り直して再生させることもできる環境に優しいモノづくりなのです。
輪島の珪藻土を焼成粉末にした地の粉と漆だけを掛け合わせる蒔地技法を独自に応用した輪島キリモトのmakiji(蒔地)。漆本来の質感を保ちながら表面硬度が高く、その活用範囲は、名刺入れ等の持ち歩く
道具や、器、家具、建築内装材にまで広がります。お皿、お椀などは金属スプーンを使っても傷が付きにくい仕上げとなります。

※今回、輪島キリモトオリジナルの漆器をはじめ、小泉誠氏、山崎宏氏、大治将典氏3名のデザインによるmakijiの新作の漆器、漆小物を発表いたします。
○小泉誠氏デザイン/机上箱 長方形、机上箱 正方形、マグカップ、うつわ(大・中・小)、お弁当箱
○山崎宏氏デザイン/壁掛け時計 六角(大・中)、壁掛け時計 十二角(大・中)
○大治将典氏デザイン/日持ち箱(大・中・小)

※ブースデザインは、koizumi studioさん。
※DM・リーフレットデザインは、山口デザイン事務所さん。
※コーディネートは、古庄デザイン事務所さん。

【ご来場に際して】
入場料:2,000円(税込)
※WEBからの来場事前登録者(5月末で受付は締切となっています)および招待状持参者は無料。
※18歳未満の方のご入場はお断りしております。

○招待状ご持参の方
招待状をご持参いただき、会場受付で「来場者バッジ」の発行を受けてください。

※招待状をご希望の方は,件名「インテリアライフスタイル 招待状希望」としていただき、郵便番号・住所・氏名・電話番号・会社名・ご希望枚数などを明記の上、下記メールアドレスまでご連絡ください。追って、招待状をご郵送いたしますので、お気軽にご連絡ください。会期が迫っていますので、お早めのご連絡をお願いいたします。
E-mail:shop@kirimoto.net


■会期中は桐本泰一・輪島キリモトスタッフが3日間終日在廊いたします。
 ご来場を心よりお待ちしております。



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