いつものうるし通信 第146号
2016.12.13

●福岡岩田屋「暮らしで使える輪島展 」のご案内
●フランス・パリ「輪島キリモト展」のご案内
●輪島キリモト・桐本泰一の徒然日記


暮らしで使える輪島展


福岡岩田屋
暮らしで使える輪島展
2016年12月14日(水)〜20日(火)
10:00-20:00


会  場:岩田屋本店 新館6階 ステージ#6/福岡市中央区天神2-5-35
お問合せ:092-734-4732(直通)
会期中は桐本泰一が在店いたsいます。漆器のお直し、特注品、名入れなどのご相談も承ります。


選び方、使い方、洗い方、しまい方、、、わかりにくいと思われている漆器。 
輪島キリモトでは、和食だけではなく、洋食にも使えるような工夫もしています。 
素地は天然木、補強に布を張ったり、漆と輪島の珪藻土をたっぷりと塗り込み、丈夫なモノを創ろうとチャレンジしています。そんな暮らしで気持ち良く使える木や漆の器が勢揃いします。



NAKANIWA「輪島キリモト展」 NAKANIWA「輪島キリモト展」


NAKANIWA「輪島キリモト展」 NAKANIWA「輪島キリモト展」


フランス・パリ NAKANIWA
輪島キリモト展
2016年11月29日(火)〜12月23日(金)
OPEN:火〜金 11:00-19:00




輪島キリモト 桐本泰一の徒然日記
2016年12月13日 福岡より

今年も残り半月となりました。いま福岡に来ています。 
これまで約10年ほど福岡にお邪魔しているのですが、冬は結構寒く、かなりの確率で雪が降るのを見ています。福岡市は人口約150万人の大都市ですが、意外とコンパクトで食べものが美味しいですね。どこの居酒屋へ入っても大概は生鯖が食べられます。これが嬉しいですね。輪島の大先輩からは「おまえは生もの食べすぎや!気をつけろよ。」とご忠告頂いてから、すこし控えるようにしているのですが、、、。

さて、先月後半から、長男が一年間就業留学しているパリの「NAKANIWA」にて、輪島キリモトの木と漆の作品が展示販売されています。素地や技法についても見ていただけるよう、工程見本や道具の一部も展示しています。この機会に手にとって頂ければと思います。

昨年は、北陸新幹線開業、NHK連ドラ「まれ」の放映などの追い風がありましたが、今年は落ち着くと思っていたこともあり、10月半ばから11の企画に挑んでいます。
金沢、姫路、横浜、東京、大阪、名古屋、岡山、そして福岡。
このような動きを始めてから約25年間、1万円を超える「漆器」を買っていただくことの難しさを痛感し続けています。それでもお声をかけていただき、タイミングが合う企画は全て引き受けてきました。
華々しい成績が上がらない時もありますが、最近はご来場いただくお客様の年齢層が若くなっているように感じます。スマートフォンの機能アップと普及が進み、ネットやSNSなどからの情報発信・情報キャッチが当たり前になったことで、みなさん「ほんものの漆器」をいろいろな手段で探していただいているのだと思います。


発信する写真や文章など、どうしたら伝わるのか考え、気をつけながらですが、地方の小さな工房が限られた予算で発信して行くには有効な手段だと思っています。 
これからも「暮らしで使える木と漆」をじんわりと発信して参ります。よろしくお願いいたします。


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