いつものうるし通信 第61号
2009.04.20
輪島キリモト・日本橋三越店はみなさまに支えていただき、4年7ヶ月経過しました。
本当にありがとうございます。思い起こせば5年4ヶ月前のある夜、三越の担当者さまより自宅に出店お誘いのお電話を頂きました。
「ん?」
最初は何のことだかわからなかったのですが、すぐに真意は判明し、何人かの方々にご相談を持ちかけました。4日後に上京し、詳しい内容を伺ってからすぐ「決心」し、出店へ向けての行動をおこしました。
地方伝統産地の下請事業所が、東京都内百貨店に常設のお店を出すことなど、そうとう「無茶」なことだったと思います。「ああ、やっぱりなあ・・・。」と落ち込む事もたくさんあります。ベテランの皆様よりは、さまざまなご指導、ご鞭撻などもいただいております。
しかし、漆が好きで、漆に携わりたいという若いスタッフとの出会いに恵まれ、三越社員の方々には、いろいろなチャンスを頂いております。店頭では、お客様に「木とうるしを説明すること」を徹底し、繰り返しご来店いただけるお客様、海外からのお客様、20~30歳代のお客様が少しずつ増えているようです。まだまだたいへん厳しい状態が続いているからこそ、産地を背景とした手作り工房は、基礎基本、現場主義を徹底し、何度でも自分たちが信じている木とうるしの説明を行っていきたいと思っているのです。
さて、親しんでいただいてきました、和食器サロン「J・スピリッツ」ですが、4月25日(土)にリニューアルオープンすることになりました。
「秋田・曲げわっぱ/柴田慶信商店」「富山・錫製品/能作」「大阪・テキスタイル/楽居布」「東京・お香/日本香堂」など新しいショップも加わり、更にパワーアップし、賑やかになりそうです。
“輪島キリモトも新しく生まれ変わります”
漆や木製品のオーダ―をよりお伺いしやすく、お気軽にお立ち寄りいただけるように、テーブル天板を展示台に敷き詰め、色サンプルなどを充実させて、より輪島キリモトの漆の世界のイメージが伝わりやすいようにリニューアルいたします。ぜひ、新しく生まれ変わった輪島キリモトをご覧いただけたらと思います。桐本泰一もリニューアル後4日間在店し、みなさまのご来店をお待ちしております。
また、この度東京事務所を設立いたしました。
漆のパネルや漆の家具等を展示した「うるしの事務室」もつくりました。
漆の可能性を感じていただける空間となっています。
見学・打ち合わせ等のご予約お待ちしております。
輪島キリモト・桐本木工所 桐本泰一
輪島キリモト・日本橋三越店リニューアル
デザインされた木とうるし
オーダーできる木とうるし
使い手の立場からの木とうるし
いつもの暮らしの中で「木とうるし」をもっと使ってもらいたい・・・!
若手から熟練の職人が、そんな想いを様々な「かたち」にして
提案し続けていきたいと思います。
ぜひ、新しく生まれ変わった輪島キリモトをご覧いただきたくご案内申し上げます。
桐本泰一もリニューアル後4日間在店し、みなさまのご来店をお待ちしております。
何とぞよろしくお願い申し上げます。
■桐本泰一在店日:4月25日(土)~28日(火)の4日間 10:00〜19:00
※漆の天板、漆の小型家具オーダ―などのご相談を承ります。
■輪島キリモト・日本橋三越店
東京都中央区日本橋室町1-4-1 〒103-8001
日本橋三越本店・5階 J・スピリッツ
Tel:03-3274-8533 / Fax:03-3274-8763
東京事務所を設置しました
半蔵門線・大江戸線清澄白河駅より徒歩5分、または都営新宿線・大江戸線森下駅より徒歩5分。
古いアパートの1室ですが、スタッフみんなで改装し、東京での拠点となる事務所を構えました。
出張が多い桐本の宿泊部屋と段ボール部屋?、うるしの事務室、工房、在庫置場などなど・・・
小さいながらも、たくさんの機能を兼ね備え、希望をぎゅっと詰め込んだ事務所です。
東京事務所を拠点にさらに活動の幅を広げていきたいと思っています。
うるしの事務室では実際に拭漆のフローリング、ダイニングテーブル、パソコンデスク、小椅子などの漆の家具、漆のパネル、漆の器などに触れて楽しんでいただけるようになっています。
桐本はこれを契機に25年ぶりにすこし自炊を始めました。
木目と漆、布と漆、和紙と漆、珪藻土と漆・・・
拭漆の床に、壁面に、扉に、天板に・・・
暮らしの中における漆の可能性をご覧ください。
見学・打ち合わせなどのご予約お待ちしております。
ご希望の方は下記まで電話又はメールにてお申し込みください。
■桐本木工所・うるしの事務室/東京工房
東京都江東区高橋9-8・101 〒135-0005
Tel&fax 03-3631-0281
Tel 070-5634-7565(営業携帯電話)
urushinoma@kirimoto.net