第4号 2006.10.03



日本橋三越・本館5階 J・スピリッツに「輪島キリモト」を構えてから早いもので10月7日で2周年を迎えます。もう2周年、ようやく2周年、、、いろいろな想いがありますが、みなさまに支えられてここまで来ることができました。いつも本当にありがとうございます。

2周年を記念し、催事を行います。
新作も並びますし、桐本泰一による実演も予定しています。
ご都合よろしければ、是非お立ち寄り下さい。

輪島キリモト・桐本木工所 桐本泰一


J・スピリッツ2周年記念 輪島キリモト「うるしを愉しむ」

●会期 平成18年10月10日(火)~10月16日(月) 10:00〜19:30
●会場 日本橋三越本店 本館5階 J・スピリッツ
    tel:03-3274-8533(ダイヤルイン)
黒と利休ねずのグラデーションシリーズ、楕円形の器シリーズ、ひのきあすなろ材を生かした楕円足湯桶など、多数の新作をお披露目いたします。これまでなかった、大盆、曲げ輪の入れ子など大きな器も並びます。この機会にお手にとってご覧いただけましたら、幸いです。


新作の一部をご紹介します。
○黒と利休ねずのグラデーション
高麗大皿、高麗大鉢、ひら椀(大、中、小)の5種類を整えました。利休ねずを目指したグレーは、漆ではめずらしい色。黒からのグラデーションは食べ物の緑や赤を映えさせます。一見「漆なの?」とも言われますが、輪島の上塗り師・田中雅夫さんの色出し、ぼかし塗りの技をご覧ください。

○楕円形
これまでは、四角、長角の盆、皿が中心でしたが、今回から楕円形に挑戦。卓上膳、盆、皿(大、小)の4種類。色は黒と朱うるみ。楕円形の優しいラインが、漆の質感をより一層高めます。

楕円形の枠を持った漆の置き時計に元蒔絵師で、輪島のデザイナー・小田原寛さんによる新バージョンが完成。彼の表現する金属調、または、コンクリート調に見える不思議な銀彩蒔絵の技法で作られた漆の置き時計。今回作られた20個はすべて違った表現が施されています。

○楕円形の足湯桶。
桐本木工所が持つ、桶組の技術を生かして楕円足湯桶を作りました。地元材「ひのきあすなろ」を用い、耐水性に富んだ接着剤にて楕円桶組加工したのです。楕円でしかも下に向けて絞ってある形はあまり見ない形状です。お湯を入れると、木材のもつ「ヒノキチオール」の芳香が癒し効果を高めます。

○輪
「輪」をテーマにした大きめな器たち。木目のきれいな能登のケヤキを使った大盆は、カンナ目も生かして研ぎ出し仕上げでお披露目します。ひのきあすなろを用い、曲げ輪で作った入れ子を作りました。本体と蓋が五つのサイズ。大振りな組器です。その他、輪の箱、輪の盆などがあります。

○端反り(はぞり)
上縁が外側に反っている形状を端反り(はぞり)と言います。小田原寛さんにデザインを依頼した新しい端反りシリーズを初披露いたします。高台が無く、下に絞った形は、シャープに見えますが、実は柔らかな女性のラインを意識しているようです。仕上げは表面硬度が高い「蒔地仕上げ」。椀は特大、大、中、小と4種類。その他にも小振りな器も充実させました。


ところで、、、、。
今回の企画、桐本泰一は会場で漆の洗い方実演を随時行っています。(エプロン付けて!?)
三越店2周年から、もう一度漆に対する疑問、質問にお答えしていこうと考えました。初個展を行ってから約11年。やはり、本物の漆器に対する誤解はなかなか解けていない状態です。
再度私にできることは何か?を考えました。
監修本「いつものうるし」をガイドブックとして、実演しながら伝えていこうと思います。
これまでにも多くの方々のご協力で、様々な企画、活動を行ってきました。これからも、皆様からのご指導、ご鞭撻を賜り、本物の漆が、暮らしの中で「当たり前」になっていくよう活動していきたいと思います。宜しくお願いいたします。


■桐本泰一在店日:10日(火)、11日(水)、14日(土)、15日(日)
■14日(土)、15日(日)随時、桐本泰一による漆の洗い方実演を行います。
※和・洋問わず、木と漆の注文家具・器などのご相談承ります。



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