いつものうるし通信 第143号
2016.08.22

●本町店「工芸と迎商 輪島工芸参道 」のご案内
●輪島キリモト・桐本泰一の徒然日記
●うるしの事務室移転のご案内


ひみつの蔵出し市


本町店
工芸と迎商 わじま工芸参道
2016年8月22日(月)〜28日(日)
8:30-17:00


自然豊かな工芸の街・輪島。「もっと輪島の街を楽しんでほしい!」そんなことを想いながら創作している輪島の四工房が初めて「わじま工迎参道」という展示販売企画を開催いたします。 
「工迎」とは、工芸と迎商を組み合わせた造語です。輪島大祭を中心にした1週間、輪島・能登の方々をはじめ、街にお迎えしたお客様、帰省の皆様に楽しんでいただければと思います。


●企画内容のご紹介 
輪島朝市通りにある上塗師、塗師屋、木と漆の創作工房、カフェ&ギャラリーの四工房が、普段は展示していない古い漆器関係資料、特別な時代椀、珍しい商品、新商品などをご紹介しながら、輪島や能登の創り手など10名の作品も展示販売いたします。


●わじま工迎参道『スタンプラリー』 
フライヤーにご覧になった印として各会場で備え付けのスタンプを押してください。フライヤーは輪島市内各所にて配布、または輪島キリモトHPよりダウンロードいただけます。四つのスタンプがたまりましたら、四番目の会場で応募してください。 
会期終了後、厳正なる抽選で各工房より1点、合計4名様に賞品(漆器)が送られます。


●参加工房、創り手 
La Quarta/小西庄五郎漆器店/輪島キリモト・本町店/KALPA/西端良雄/太田敦子/島田怜奈/小西紋野/佐々木栞/青木優子/福塚真梨/辻正尭/横山美穂/山田睦美

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輪島キリモト 桐本泰一の徒然日記
2016年8月22日 オリンピックと輪島大祭

リオデジャネイロオリンピックでの日本選手の活躍に元気を頂いています。
特に印象に残ったコメントが、レスリング男子グレコローマン59㎏級で銀メダルに輝いた太田忍選手の「世界で一番練習をした人が金メダルを取る!私はまだまだ練習が足らない...」という内容でした。種目によっていろいろな差はあれども、思うような成績ではないと、ずいぶんあっさりとしたコメントの選手もいますね。たとえ負けても次を見据えるような意気込みを感じたいと思うのです。


さて、輪島はお盆休みが過ぎると、夏のキリコ祭り「輪島大祭」の準備などにそわそわし始めます。 キリコ祭りとは、主として7月から10月にかけて能登半島全域で行われる夏祭り・秋祭りで、「切籠」または「奉燈」と呼ばれる高さ数メートルの巨大な縦長の長方形灯籠を使うことを特徴とします。疫病退散を願って始まったとされるものが多い祭りです。2015年文化庁は「日本遺産」の最初の18件の一つに、「灯り舞う半島能登~熱狂のキリコ祭り」を選んでいます。


キリコ祭りは能登地方の人間にとって最も大切な祭りであり、金沢・加賀、さらには県外に住んでいる人たちが、お盆には帰省しなくてもキリコ祭りには帰ってきて祭りに参加するのです。「輪島大祭」は大企業が大きな広告をうつようなスケールではありませんが、日本の祭りの中でも参加する側、見る側共に街全体が一体になる臨場感を楽しむことができるのです。昨年の桐本家は父が亡くなり、忌みであったため、キリコ祭りには参加出来ませんでしたが、今年はオリンピックイヤー!54歳の体にむち打って担ごうかなと密かに企んでおります。

▲ 鳳至地区のキリコ勢揃い▲ 海士地区の神輿入水▲ 河井地区の松明炎上



東京・うるしの事務室移転のご案内
2016年8月1日より「江東区高橋」から「江東区新大橋」へ移転いたしました。
これを機に、改めまして末永く気持ち良く使っていただける「木と漆」のモノづくりを邁進して参ります。 今後ともよろしくお願い申し上げます。

新住所:〒135-0007 東京都江東区新大橋1-4-11-302 
※TEL&FAX(03-3631-0281)は変更ございません。 
※木と漆、布と漆、和紙と漆、珪藻土と漆など漆の内装や家具、木地サンプルをご覧いただけます。特注品や家具などのご相談も承りますので、見学、打合せをご希望の方は、ご連絡くださいませ。 (スタッフ不在の場合がございます。ご予約くださいませ。)



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