いつものうるし通信 第68号
2009.08.31



衆議院選挙終わりましたね。
予想通りというか、予想を上回る民主党の躍進でした。初めての本格的な政権交代。
少々の混乱は避けられないとは思いますが、前向きに政策を推し進めて行って欲しいです。

さて、8月23、24,25には「輪島大祭」でした。
7月から9月まで、能登半島全域で繰り広げられる「キリコ祭り」の輪島版です。

私は15日から21日まで上京していましたが、22日に輪島に帰り、23日の輪島重蔵神社のキリコ祭りに参加しました。(22~23日奥津姫神社、24日住吉神社、25日輪島前神社)厄年の男性たちが担ぐ御神輿のお供として、町中道中を照らすキリコを担ぐのです。
夜7時頃から町内を回って、神社に向かいます。その後市内ルートを担いで回り、松明に火がつけられ、その松明につけられた「御幣」を奪い合います。終わるのは深夜の1時過ぎでしょうか。

キリコは、長方形の大きな提灯に屋根が付き、下の方には長い担ぎ棒が取り付けられて基本的には各町内単位で担ぎ出します。最近は事業所単位、同級生同士とかで担ぎ出すチームもいますね。
特に輪島のキリコは、電線などの関係で、電信柱ほどの高さなのですが、ほとんどがいわゆる輪島塗り仕様で仕上げられており、現在新調すると製作費が約500万ぐらい必要になるんだそうです。

そんな輪島大祭が大好きです。
47歳にもなって、最初から最後まで担いでる人はとても少ない、、、、、。
そう、かなり体力を消耗するのです。
今年は、11時過ぎにスコールのような雨にたたられ、びしょ濡れになりましたが、長袖のスポーツシャツを着込んで最後まで担ぎました。高校2年の長男は、同じ町内で5、6人の同級生と最後まで担いでいましたね。

長男は「すっげえ、楽しかった!」と興奮していました。長男は、キリコ太鼓という独特なリズムの太鼓を小学校のときに習得し、担いでいる合間にたたきます。これがかっこいいんだなあ。わたしはこのリズムがたたけないので、いつも悔しく見ています。

こんなに疲れるのに、なぜ祭りに燃えるのでしょうか。
輪島塗が施された担ぎ棒の質感を肩と腕、ほほで長時間感じます。
暗い夜道、うす暗いあかりで、漆の艶を眺め続けます。
最後は、10メートルほどある松明の炎に身震いがします。
今年も無事に担げたなあ、、、、と、一人満足感に浸り、夜道自宅に歩いて帰ります。

たったそれだけのことなのですが、それだけで「よし、がんばるぞ!」という気になるのです。
しかし、今年は次の日がひどかった、、、。お祭り休みでしたが、起きようとしてもなかなか起きられず・・・。来年は、半分ぐらいにしておこうかな。

あすから9月に入ります。
声をかけていただきましたお取引先様での企画展が始まります。
まず、久しぶりの横浜高島屋さんでの企画展です。
みなさま、ぜひお立ち寄り下さい。

輪島キリモト・桐本木工所 桐本泰一


いつものうるし 桐本泰一 漆展 

●会期 2009年9月2日(水)〜8日(火)10:00~20:00 ※最終日は17:00閉会
●会場 横浜高島屋7階 特選和食器
    神奈川県横浜市西区南幸1-6-31 〒220-8601
    tel:045-311-5111(大代表)
いつもの暮らしの中で「うるし」をもっと使ってもらいたい・・・
そんな想いを様々な「かたち」にして提案し続けています。この度は、普段使いの漆の器、小物、家具などに加え、自分の時間をもっと豊かにゆっくリ愉しみたい・・・、お客様・ご友人をうるしでもてなしたい・・・そんな想いにお応えする「これからのうるし」などもご紹介いたします。


■桐本泰一在店日:4日(金)14:00~、5日(土)〜7日(月)は終日在店いたします。
普段使いの漆について、家具のオーダ―などのご相談承ります。



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