いつものうるし通信 第45号
2008.09.03
オリンピックで熱くなった日々も過ぎ、ゲリラ豪雨が連日起こるという異常気象が続き、あっという間に9月に入りました。
いよいよ本格的な漆のシーズンの到来でもあります。様々な企画にお声掛けいただき、ありがたく思っています。新作の発表等、秋はイベント目白押しですので、お楽しみに!
さて、今回は、中小企業基盤整備機構のテストマーケティングショップである、表参道「Rin」さんで北陸のものづくりをテーマにした展示会が本日より開催されます。立地のよい場所ですので、お散歩がてらお出かけいただければうれしいです。
輪島キリモト・桐本木工所 桐本泰一
ひびきあう 越の国のものづくり
風土 × 技術 × 伝統 × 文化 = 心地よい暮らしの食卓
●期間 2008年9月3日(水)~9月7日(日)11:00〜19:00 ※最終日は17:00まで
●会場 中小企業基盤整備機構 テストマーケティングショップ Rin 表参道3階
東京都港区北青山3-6-26 〒107-0061
tel:03-6418-7024
●交通 東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B2・B4出口より徒歩2分
●主催・お問合せ 独立行政法人 中小企業基盤整備機構 北陸支部
石川県金沢市広岡3-1-1 金沢パークビル10F tel:076-223-6855
「越の国」と呼ばれた北陸は、かつては一つの国だった。
越前、加賀・能登、越中、越後・佐渡。この地域は自然環境に恵まれた食料生産地であるだけでなく、北前船等の交易を通じて高い文化と技術が培われた様々な生活様式を世に送り出してきた。―時は経ち、福井、石川、富山、新潟と名を変えた今もなお、その当時と変わらないほどの眩い光を放ち続けている。
その眩さには理由があった。
近代に入って、一時は生活から離れ伝統工芸としての存在になりつつあったものづくりであったが、今、意欲的な経営者たちは、現代のライフスタイルに対応した新たな可能性に挑戦している。「ものづくりから、ホンモノづくりへ―。」北陸が見出した未来価値は、時代を見極め、もう一歩、あと一歩・・・と努力し続ける北陸の人々だからこその創造であり、これこそ眩さの根源なのだ。
この企画展では「食卓」や「暮らし」というテーマを通して、北陸のものづくりの現場を紹介し、現存の地域資源はもちろん、共同連携しながら開発に取り組んでいる企業の商品やブランド、その取組の背景にある文化や理念を紹介する。人と人、ものと人とが"ひびきあう"北陸のものづくりの新たな息吹を会場にて是非ご体感いただきたい。(パンフレットより抜粋)
○参加企業・工房
・紙器・新潟県長岡市 「安達紙器工業株式会社」
・地場産業・福井県福井市 「おいしいキッチンプロジェクト」
・加賀蒔絵・石川県加賀市 「大下香仙工房」
・鎚起銅器・新潟県燕市 「玉川堂・enn」
・輪島漆器・石川県輪島市 「輪島キリモト」
・九谷焼・石川県能美市 「九谷青窯」
・味噌・福井県福井市 「米五」
・アウトドア用品・新潟県三条市 「snow peak」
・山中漆器・石川県加賀市 「NUSSHA Japan」
・鋳物・富山県高岡市 「能作」
・塩・石川県珠洲市 「能登のはま塩」
・農業・富山県氷見市 「氷見市農業共同組合」
・日本酒・石川県金沢市 「福光屋」
・加賀麩・石川県金沢市 「不室屋」
・加賀手まり・石川県金沢市 「毬屋」
・日本茶・石川県加賀市 「丸八製茶場」
・日本酒・新潟県新潟市 「村祐酒蔵」
・越前漆器・福井県鯖江市 「山久漆行」
・越前漆器・福井県鯖江市 「山口工芸・Hacoa」
・味噌醤油・富山県高岡市 「山元醸造」
※その他にも多くのメーカー、作家の方の製品や作品が出展されます。
ぜひご覧ください。(掲載は50音順です)
■「北陸のものづくりを語ろう」トーク&交流会 9月5日(金)16:00〜
自由参加・無料 お飲み物と軽食をご用意して参加をお待ちしております。
■桐本泰一在店:9月3日(水)午後~、6日(土)午後~、7日(日)終日